腎臓病の食事は宅配で!美味しくて安い食事療法の宅食ランキング
腎臓病を抱えている患者さんの多くは、食事制限を設けられており、自宅での食事の準備に苦労が伴います。
今回は便利で美味しいと評判の宅食の中から、腎臓病でも利用できる食事の宅配サービスをご紹介しました。
安心して頼める食事療法は?腎臓病用宅食人気ランキング
第1位 食宅便

食宅便の取り扱いラインナップ
- お弁当
(ご飯付き) - お惣菜
(おかずのみ) - 塩分制限食
(2g以下)
- たんぱく制限食
(13g程度)
- カリウム制限食
(500mg以下)
- 複合制限食
(たんぱくケアコース)
- アレルギー対応
- 品目数
- 主菜+副菜4種類
食宅便のサービス
- 価格帯
- 1食518~690円
- 配達地域
- 全国
- お届け日数
- 最短4日後
- 返品
- 不可
- 送料
- 390円/2セットまで
- 手数料
- 代引き320円
- 都度購入
- 可能
- セット購入
- 7食
- 調理方法
- 電子レンジ
- 割引
- 会員ランク制度(ポイント付与)
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- 商品別に記載
食宅便の特徴
療養食にも精通した日清医療食品が提供するご家庭用の宅食サービスで、管理栄養士が計算した食事を届けています。
塩分だけを制限した「塩分ケア」7種類と、たんぱく・塩分・カリウム・リンを抑える「たんぱくケア」7種類を用意しており、腎臓病向けのラインナップが豊富という特徴です。
らくらく定期便なら週1回・2週に1回・月1回の中から使いやすい頻度を選択でき、注文し忘れてしまう心配もありません。
お試しコースはありませんが、都度購入をすることができるので、味や内容を確認してから継続するかを決定することもできます。
購入するごとにポイントが貯まり、割引や景品交換に使用できますが、定期便ならさらにポイント付与率が高まるためオトクです。
第2位 ウェルネスダイニング

ウェルネスダイニングの取り扱いラインナップ
- お弁当
(ご飯付き) - お惣菜
(おかずのみ) - 塩分制限食
(2g以下)
- たんぱく制限食
(10g以下)
- カリウム制限食
(500mg以下)
- 複合制限食
(たんぱく&塩分調整)
- アレルギー対応
- 品目数
- 主菜+副菜3種類
ウェルネスダイニングのサービス
- 価格帯
- 1食614~661円
- 配達地域
- 全国(一部離島以外)
- お届け日数
- 7日前後
- 返品
- 不可
- 送料
- 都度購入700円
定期購入300円 - 手数料
- 代引き300円
- 都度購入
- 可能
- セット購入
- 7・14・21食
- 調理方法
- 電子レンジ
- 割引
- 初回送料無料
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- お届け後3ヶ月以上
ウェルネスダイニングの特徴
2011年から制限食を専門に、管理栄養士が監修した食事の宅配を行っています。
味付けや調理方法にこだわっており、塩分やたんぱく質などが制限されていても、美味しく続けられると好評です。
腎臓病の方には、「塩分制限気配り宅配食」と「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」の2コースが提供されていますが、特に後者のコースは300kcal以上とエネルギーもしっかり摂取できます。
初回はどのセットでも送料無料で利用できるので、味重視で選びたい方も使いやすいでしょう。
腎臓に負担をかけない食事レシピの公開や、管理栄養士の無料相談といった嬉しいサービスも充実しています。
第3位 スギサポdeli

スギサポdeliの取り扱いラインナップ
- お弁当
(ご飯付き) - お惣菜
(おかずのみ) - 塩分制限食
(2g以下)
- たんぱく制限食
(平均9.8g)
- カリウム制限食
(500mg以下)
- 複合制限食
(たんぱく調整食)
- アレルギー対応
- 品目数
- 主菜+副菜3種類
スギサポdeliのサービス
- 価格帯
- 1食680円
- 配達地域
- 全国(一部離島を除く)
- お届け日数
- 最短5日後
- 返品
- 不可
- 送料
- 834円
- 手数料
- なし
- 都度購入
- 可能
- セット購入
- 6食
- 調理方法
- 電子レンジ
- 割引
- なし
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- お届け後3ヶ月以上
スギサポdeliの特徴
スギ薬局が行っている食事の宅配サービスで、管理栄養士監修のおかずを冷凍で届けてもらえます。
コースラインナップは少ないですが、腎臓病の方であれば塩分やたんぱく質、カリウムなどが制限されている「たんぱく調整食」が最適です。
和食中心の「おすすめセット」、洋食・中華も入った「和洋中セット」、見た目にもこだわった「いろどりセット」、豊富なメニューの「バラエティセット」から、好きな内容を選ぶことができます。
加工品はできるだけ使わずに、手作りで調理を行っているので、味のおいしさにも定評があります。
また、管理栄養士や医師、薬剤師への各種相談も行えるので、サポート体制も万全です。
第4位 つるかめキッチン

つるかめキッチンの取り扱いラインナップ
- お弁当
(ご飯付き) - お惣菜
(おかずのみ) - 塩分制限食
(2g以下)
- たんぱく制限食
(10g以下)
- カリウム制限食
(500mg以下)
- 複合制限食
(たんぱく&塩分制限)
- アレルギー対応
- 品目数
- 主菜+副菜3種類
つるかめキッチンのサービス
- 価格帯
- 1食885~985円
- 配達地域
- 全国(一部離島を除く)
- お届け日数
- 7日前後
- 返品
- 不可
- 送料
- 都度購入700円
定期購入無料 - 手数料
- 代引き300円
後払い200円 - 都度購入
- 可能
- セット購入
- 7・14・21食
- 調理方法
- 電子レンジ
- 割引
- 定期便28%OFF
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- お届け後3ヶ月以上
つるかめキッチンの特徴
NHK「きょうの健康」でも紹介された注目の食事宅配サービスで、美味しさと健康の両立を目指して献立が作られています。
メニューはすべてお任せセットでの販売となるため、注文の手間がかからないのは便利です。
管理栄養士による栄養計算がなされた食事は、100%国内工場で製造し、味と鮮度が保てる工夫をしています。
定期コースは割引と送料無料特典がついていますが、都度購入は定価での販売となり、お試しの利用は少しコストが高めになるのは残念です。
また、運営会社自体が宅食に特化しているお店ではなく、各種相談等のカスタマーサポートが弱いというデメリットもあります。
第5位 食と健康社

食と健康社の取り扱いラインナップ
- お弁当
(ご飯付き) - お惣菜
(おかずのみ) - 塩分制限食
(1.7gまたは2g以下)
- たんぱく制限食
(9gまたは20g)
- カリウム制限食
(500mgまたは650mg以下)
- 複合制限食
(たんぱく調整食、人工透析食)
- アレルギー対応
- 品目数
- 主菜+副菜3種類
食と健康社のサービス
- 価格帯
- 1食660円
- 配達地域
- 全国
- お届け日数
- 最短2日
- 返品
- 不可
- 送料
- 無料
- 手数料
- 無料
- 都度購入
- 可能
- セット購入
- 6・8・10・12・14食
- 調理方法
- 電子レンジ
- 割引
- なし
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- 製造日から約9か月間
食と健康社の特徴
腎臓病・糖尿病を中心とした療養食に特化し、2006年から宅食サービスを提供しているお店です。
慢性腎臓病の方に向けた「たんぱく調整食9g」のほか、透析をしている患者さんのための「人工透析食」も用意しています。
基本のセットはおかずのみの販売ですが、レトルトの低たんぱくご飯を別売りしているため、併せて購入することも可能です。
コースや療養食レシピなどを管理栄養士にいつでも相談でき、生活のサポートにも役立ちます。
1食当たりの価格が安く、送料も無料なのが魅力的ですが、味付けは好みが分かれるようです。
腎臓病の食事療法は何に気を付ければ良い?
塩分は1日6g以下に抑えよう

人間の約60%は水分でできていますが、その中には塩分やカリウムといった成分が含まれており、過剰な量を腎臓が排出しています。
腎臓の機能が低下している腎臓病の方は、余計な負担をかけないために、塩分の制限が必要です。
腎臓病の場合、塩分の目標量は1日6g以下とされているので、1食あたり2g以下になるよう抑える必要があります。
食事で摂取する塩分量が多すぎると、体の水分が塩水のようになることで、むくみや高血圧、肺水腫、心不全などを引き起こしかねません。
塩分の制限は、腎臓病の食事制限で最も大変な部分ではありますが、しっかり守ることが大切です。
たんぱく質の制限量は体重によって異なる

肉や魚、たまご、豆類、乳製品などのたんぱく質は、体内で消化・分解されると「窒素代謝物」という物質を作ります。
窒素代謝物は体にはいらないゴミですから、健康な体であれば腎臓で濾過されて体外に排出されますが、腎臓病で機能が弱っている場合、働ける腎臓の濾過装置(糸球体)が過剰に作動してしまう可能性があります。
すると、濾過のしすぎによって糸球体の機能低下を招く恐れがあることから、たんぱく質の制限が必要なのです。
たんぱく質の制限量は、患者さんの体重によって変動し、体重1kgあたり1日0.6~0.7gが摂取の目安です。
つまり、体重50kgの方なら1日30~35g、体重70kgの方なら1日42~49gがたんぱく質の制限量が必要になります。
エネルギーをしっかり摂る事も大切!

基本的に、体は食べ物・飲み物からエネルギーを摂取しますが、たんぱく質を制限するとカロリー不足に陥りやすくなります。
体にカロリーが足らない場合、自分の筋肉からエネルギーを補おうとしますが、「筋肉=たんぱく質」ですから腎臓にある濾過装置の過剰作動につながってしまうのです。
つまり、腎臓病の方の食事制限は、たんぱく質を抑えながらもカロリーをしっかり摂ることが大切です。
食事だけで十分に摂れない場合は、カロリーアップ食品などを併用しながら、上手にコントロールしましょう。
腎臓の状態によってはカリウム・水分制限も必要

腎臓は、カリウムという電解質の排泄にも携わっているため、機能の程度によってはこの制限も必要な事があります。
カリウムは1日1,500mg以下にする必要があるため、1食500mg以下を目標に調整しましょう。
一見健康そうな野菜や果物は、カリウムが多い食品もたくさん存在するため、使う食材や調理方法を工夫して用意します。
また、かなり腎機能が弱っている場合には、透析治療と併せて水分制限が必要になる方もいます。
摂取しても良い水分量は、患者さんや透析の種類によっても異なりますので、必ず主治医の指示に従ってください。
腎臓病の食事宅配を選ぶ4つのコツ
①自分の食事制限の内容に合っているか

腎臓病と診断され、食事療法が必要になった場合、医師や栄養士から塩分量やたんぱく質量などの栄養指導を受けます。
宅食を選ぶ場合は、自分にとって必要な制限をしっかり守れるか、各店の調整食の内容を必ず確認しましょう。
もし分からない場合は、使いたいお店のカスタマーサポートに問い合わせをすれば、最適なコースを選んでもらうことも可能です。
少し制限をオーバーしていても「まあいいか」と思ってしまいがちですが、腎臓病の食事療法はきちんと守って継続することが大切です。
②価格は継続しやすいか

食事療法はこれからずっと続いていくものですから、宅食を上手く活用して、負担なく食事の準備ができるよう工夫しましょう。
食事の宅配は便利な一方、どうしても自炊に比べると価格が割高になってしまうのがデメリットです。
そのため、費用倒れにならないよう、無理なく続けられる料金のお店を選ぶことも重要です。
毎日使い続けるのが難しくても、冷凍なら長期保存ができるので、料理が出来ない日用にストックしておくと心にも余裕ができます。
③単発での購入はできるか

基本は自炊で必要な時だけ宅食を使いたい方、飽きないよう複数のお店を使いたい方は、単発での都度購入が便利です。
必要な時だけ必要な量を買い足すことができるので、食事を無駄にしてしまう心配がありません。
ほとんどのお店で都度購入はできますが、定期コースのみの店舗も一部あるので、念のため確認しましょう。
また、単発での購入は、初めて利用する際の味・品質チェックをする際にも使えます。
④定期便の休止は行いやすいか

1日1~3食を宅配の食事に置き換える場合は、定期コースで購入した方がオトクなお店が多いです。
定期便を頼んでおけば、注文し忘れてしまう事もないので、安心して使い続ける事ができます。
旅行や出張、入院などで一時休止したい時は、指定日までに届け出ることですぐに中止してもらうことが可能です。
休止・解約の連絡方法や指定期日は、お店によって異なりますので、どのように行うのか確認しておきましょう。